基礎代謝を挙げるダイエット方法でリバウンドのない体へ

サバの水煮で痩せる?

サバ缶で痩せるとテレビで紹介された事によって、スーパーなどからサバ缶が売り切れているらしいです。
私もその番組を見て、早速翌日にサバ缶を1缶だけ買った一人でした。
サバ缶の水煮は既に売り切れていたため、味噌味を購入しました。
そもそもどの番組で紹介されたか、ご存知ですか?

 

「たけしの健康エンターテイメント みんなの家庭の医学」
という番組です。
7月30日に放送されましたが、皆さんご覧になったのでしょうか。

 

この番組内では、やせるホルモンで痩せるというテーマ内容だったのですが、GLP-1という痩せるホルモンを多く分泌させてくれるらしいのです。
山形で痩せている人が多く、調べてみた所、サバの缶詰を食べている人が多く、それが理由だったのではないか?という事です。

 

食べても太らない人も居れば、食べると直ぐに太ってしまう人を調べてみた所、この痩せるホルモンのGLP-1というものが多かったという事です。
GLP-1、何度聞いても忘れてしまうような名前ですが、今では糖尿病の治療薬としても活用されている実績があり、インスリンの働きが悪い糖尿病の方の治療としても良いのだとか。

 

このGLP-1を増やすためには2つのポイントがありました。

◎ 食物繊維をたくさんとる
◎ サバ缶を食べる

この2つでした。
小腸を刺激するのが良いそうで、そのために食物繊維をたくさんとったほうが良いと言われています。
サバ缶はEPAが魚のなかでも最も多く含まれていることから、勧められているのです。


スーパーからサバ缶が無くなるとネットで話題に

このダイエット方法は、スーパーからサバ缶が無くなるともネットで騒がれるほど人気のようですね。
本当に私が行ったスーパーでも、サバの水煮缶が売切れてしまったため、本当なんだと実感しましたね。
以前テレビで納豆が痩せるとか、朝バナナダイエットの時にも、食材がスーパーから消えてしまったことがあるようですが、本当に痩せたのでしょうか?

 

元々日本人は魚を多く食べていた民族でしたが、今は食生活が欧米化することによって、どうしても魚の消費量が減っているのです。
また、福島原発から流出した汚染水によって魚の消費量も減っているといわれています。
魚を食べると健康に良かったり、痩せるのは誰でもわかっている事ですが、サバ缶の水煮だけを毎日食べるのはどうかと思います。

 

サバ缶に一番多いEPAですが、実は魚全般には多く含まれています。

 

種類 (mg)
1 さば(生) 1,600
2 まぐろ(脂身・生) 1,400
3 まいわし(生) 1,200
4 はまち(養殖・生) 980
5 ぶり(生) 940
6 さんま(生) 890
7 鮎(天然・生) 460

http://epa-sarasara.jp/knack/

 

サバは確かにEPAの量は多いけど、他の缶詰も多いみたいですし、魚をバランスよく食べていれば、問題なくEPAは摂取できるように思います。
ダイエットするためにサバの水煮を食べようというよりも、魚を取り入れた和食に変えるべきなんだと思います。
また、魚の放射性物質の汚染もちょっと気になるため、缶詰だけに頼るのはちょっと待ったほうが良いと思います。

GLP-1とは

このホルモンは誰でも持っているホルモンの一種ですが、人によっては分泌量が異なるようですね。
たけしのテレビで紹介されていた人の場合では、痩せている人も太っている人もどちらも結構食べている感じでした。
しかし、血液検査を行なうと明らかにGLP-1の量は異なり、人によっては4人分くらいの量を分泌させていたのです。

 

このホルモンは次のような作用があると言われています。

◎ 食欲を抑えて食べすぎを防ぐ
◎ 糖の吸収が抑えられて血糖値の上昇が緩やか
◎ インスリンが分泌しやすくなる

という働きがあるのです。
このことから、糖尿病治療としても使われていて、インスリンの働きを良くするために実際に処方されています。

 

サバの水煮缶、食物繊維はとくに小腸を刺激することができ、GLP-1を増やすのではないか?と言われています。
たけしの健康番組でも、「あきらかにサバの水煮缶が増やしますよ」とは言っておらず、サバの水煮缶を良く食べている山形の人を調べてみると、このホルモンの分泌が多かったため、関連性があるのではないか?ということでした。
恐らくこのダイエット方法は、一過性のものになりそうですね。。。。

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