基礎代謝を挙げるダイエット方法でリバウンドのない体へ

酵素は摂取しても意味が無いかも?

最近人気のダイエットと言えば「酵素ダイエット」です。しかし、酵素ダイエットと一言で言っても、ただ酵素を摂取するだけでは、効率よく摂取できていない場合もあるのです。食品から摂取する場合やサプリや酵素ドリンクを利用する場合に注意してみましょう。

 

酵素には実は弱点があります。

1熱に弱い事
酵素はたんぱく質の一種で熱に弱いのです。
私たちの皮膚もたんぱく質でできていますが、熱を加えると変質してしまう事からも分かるように、たんぱく質は非常に熱に弱い性質を持っています。
一説によると45度以上にすると変質するとも言われていたり、70度くらいまでなら大丈夫とも言われていることも有りますが、熱に弱い事は確かです。

 

例えば酵素ドリンクを販売する際には、食品衛生法の規定によって、加熱殺菌をしなければならない決まりが有ります。
牛乳も本来なら生のまま販売したい所ですが、ごく短時間の加熱殺菌が行なわれていますね。
酵素ドリンクの場合も加熱殺菌が義務付けられていて、酵素がたっぷりと含まれていても、もしかしたらほとんどが熱で失われている可能性もあるのです。
食品では85℃加熱する必要があるため、ほとんどの酵素は生きていません。

 

後で酵素の元を添加するタイプもありますし、熱に納豆菌などを使った酵素タイプが使われている事もあり、酵素ドリンクだからと言って必ずしも酵素が死滅しているわけでは有りません。
開封した時に「プシュ」という音がしなければ、酵素が生きていない証拠です。
酵素が生きていると、どんどんガスが発生するため、本来は常温のままでは発送する事はできません。
酵素は温かい場所で増殖するため、クール便で発送するか、またはガスが抜ける容器でなければ爆発してしまいます。
市販の味噌も密閉されているのは、酵母が死んでいる可能性も有ります。

 

2酸に弱い
酵素は摂取すると、そのまま体に吸収されて、酵素として働くと思っていませんか?
実は間違いです。
食べ物は口から取り入れれば、強力な胃酸によって分解されてしまいます。
先ほど酵素はたんぱく質の一種だとお話しましたが、たんぱく質が分解されるとアミノ酸という形になります。
体の中に酵素が入ったとしても、そのまま酵素として使われるわけではないのです。

 

胃に入る前の消化酵素としては働く可能性はあるけど、胃に入った時点で、酵素は酵素として働く事は出来なくなっています。

 

3吸収されない
酵素が胃に入ったとしても、酵素として吸収されるわけでは有りません。
酵素として体に吸収されないのであれば、酵素ダイエットをする意味がないのかもしれません。

 

4生きている酵素でないとダメ
酵素商品を購入してもあまり意味が無いことがお分かりになったでしょうか?
コラーゲン商品も、コラーゲンとして吸収されるのではなく、いったん体の中でアミノ酸として分解されています。
コラーゲンとして再合成されるのは一部なのかもしれません。
酵素商品も、コラーゲン商品も、どちらも体の中で分解すればアミノ酸となってしまいます。
ちょっとだまされた気分になりますね?

 

酵素を利用してダイエットするためには、必ず生きた酵素が配合されていなければなりません。
一番はスムージーやジューサーで作った生ジュースを飲んだり、サラダや生の魚などを食べる事です。
しかし、3食全て中々酵素を取り入れるのは大変ですし、毎日スムージー生活というのも大変なのです。
そこで考えるのが、サプリやドリンクなどで手軽に酵素を得る方法です。

 

5酵素商品の中でも酵素が生きているものはある
酵素商品でも酵素が生きているものは有るようです。
酵素の中でも熱に強いタイプがあり、そういった商品を選んだほうが良いです。


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