基礎代謝を挙げるダイエット方法でリバウンドのない体へ

体脂肪率とは?

 

 

体脂肪率とは私達の身体に含まれる脂肪の割合を表したものです。今では肥満の指数を表す重要な数字となっており、美容目的として体重管理をする場合や、健康上痩せなければならない人など多くの人に利用されています。

 

体脂肪は一般的に男性より女性の方が割合が高く、それぞれの性別や年齢によって理想の体脂肪率というものが定められています。体脂肪率は低ければ低いほど良いと思われる事もあるようですが、低すぎても身体の機能を正常に保つ事が出来なくなる事もあるのであくまでも理想値を目指すようにしましょう。

 

特に女性の場合では、脂肪は妊娠して出産を行うためにある程度は必要不可欠であり、体脂肪が少なすぎると月経が止まったり不規則になって妊娠しにくくなってしまう事もあります。また、体脂肪率が低すぎると、体温が低下したりホルモンバランスを乱す原因もなります。

 

体脂肪が低く痩せ型の人は筋肉質で脂肪が少ないと考えられている事もありますが、実は体脂肪率が低ければエネルギーを作り出すために筋肉を通常の人より消費しやすいというデメリットもあります。そのため、体脂肪率が低い人の中には筋肉も脂肪も少ないガリガリに痩せている人も出てくる事になります。

体脂肪率の標準値

 

 

男性の適性の体脂肪率は30歳未満では14〜20%前後、30歳以上では17〜23%前後と言われています。男性の場合では筋肉の量が多いため女性より体脂肪率は低めとなっています。30歳以上の中年以降の人では30歳以下の人に比べるとやや高めに設定されています。

 

女性の場合では、30歳未満では17〜27%、30歳以上では20〜27%とされています。一見痩せているようでも体脂肪率が30%である人は、身体の内部が筋肉が少なく脂肪の割合が高く、間違ったダイエットをしたり運動量が少ない事が考えられます。

 

現代の女性はガリガリに痩せている人が多いようですが、実は体脂肪率は意外と高く、一見痩せているようでもリバウンドしやすい体だと言えます。極端な食事制限によってダイエットを行ったためと言えるでしょう。健康的に痩せるには体脂肪率に対しても考慮しなければなりません。

 

若いうちは無理なダイエットでも痩せられても、中年以降になってくると基礎代謝が落ちて痩せにくく、リバウンドしやすい身体へとなっているかも知れません。若い頃から正しいダイエットを行う事は重要な事です。

 

体脂肪率の量り方

 

 

体脂肪の測定方法は色々な方法がありますが、水中体重秤量法、空気弛緩法、CTやMRIを使ったもの、二重エネルギーX線吸収法など科学的な力を利用し性格に計るものは病院など専門施設でなければ行う事ができません。

 

一般的には市販されている体脂肪計を利用する事になり、生体インビーダンス法とも呼ばれる、身体に微弱な電流を流しその抵抗によって測定する方法となっています。最も手軽に測定できる方法ですが、多少の誤差が出てしまう事や、その人の体質や体調によっても体脂肪率が変化したり、測定するメーカーによっても誤差が出てしまうというデメリットもあります。

 

しかし、大よその体脂肪率を測定するという意味では利用できますから、肥満を判断する基準として利用してみましょう。自宅に体脂肪計が無い場合でも、健康センター、体育館、プール、温泉などでも設置されている所も多くなっています。

 

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